第3日目 ミニスタディーツアー2 with フィリピン人キャンパー
今日は、フィリピン人キャンパーと一緒に、スタディーツアー。
最初は、ダグーパンにあるスクウォッタ地区に行った。
街の中の不法定住者が住んでいる地域。
それでも、子供たちの笑顔は輝いていて、周りの大人もみんな優しかった。
この地域の問題の1つは排水。
排水が整ってないので、ごみや汚水が溜まっていく
雨季には、この汚水が家の上まで上がって来るうえ、街の中まで流れ出してしまう
やはり、子供たちの笑顔は何よりも幸せを感じさせてくれる
折り紙をもらってうれしそうな子供たち
僕らがジープニーで帰るときも、後ろにつかまって名残惜しそうだった
次はダグーパンのスモーキーマウンテンに行った。
ダグーパンの州のごみが一挙にここに集められているらしい。
ここはマニラのスモーキーマウンテンと違って、現在進行形でごみが集められているので、
スカベンジャーが存在している。
彼女たちは、ごみの中からプラスチックを集めて、リサイクル業者に販売している
フィリピン人はマクドナルドが好き
しかし、ゴミは最終的にここに行き着く。
ガラスの破片が多い
フィリピン人は裸足かサンダルなので、かなり危ない
子供が怪我をしても、ちゃんと治療できるのだろうか
このゴミの山の向こうはすぐ海。
きれいな海とゴミの山のコントラストが、なんとも言えない風景を作り出す。
ふと疑問に思ったことがあった。
スクウォッタ地区やスモーキーマウンテンにいる子供たちはどんな夢を持っているのだろう。
そして、将来何になりたいのだろう。
スクウォッタ地区とスモーキーマウンテンの子供たちに聞いてみた。
"What's your dream?"
"What will you be in your future?"
返ってきたのは、
"No dream."
本当に彼らに夢が無いのだろうか?
あんなにまぶしい笑顔の奥に、深い闇を抱えているのだろうか?
スクウォッタの1人の子供だけ、"Soldier" と答えてくれた。
それも、親や近所の人が軍隊に入るからだそうだ。
子供は親や周りの大人に大きく影響を受ける。
大人たちが夢を持てない状況で、無意識的にしろ、意識的にしろ、
子供たちは分かっているのかもしれない。
そして海のすぐそばにある第2次世界大戦メモリアルパークに行った。
非常に衝撃を受け、考えさせられる一日だった。