う〜ん マンダム
マンダムにインタビューに行ってきた。
プロジェクトの一環でマンダムのケースを書くためだ。
常務の桃田さんはかなりマーケティングに詳しい方で、非常に勉強になった。
ケースはマンダムのブランド戦略と流通戦略のダイナミズムに関することを書くらしい。
もう一つのケースは3Mだが、3Mとブランド戦略に関して比較するとおもしろい。
ブランドはコーポレートブランドとプロダクトブランドに分けられる。
3M、マンダムは会社の名前より、「ポストイット」や「ギャッツビー」などの方が認知度が高いので、
コーポレートブランド < プロダクトブランド
という会社である。
例えば、
インテル、トヨタ、アップルは製品よりも会社の名前の方が認知度が高いので、
コーポレートブランド > プロダクトブランド
である。
しかし、マンダムの「ギャッツビー」というブランドは抱えている製品が多く、
3Mの「ポストイット」程、プロダクトを明確にイメージできるものではない。
つまり、マンダムの「ギャッツビー」というブランドはプロダクトブランドとコーポレートブランドの
間にあるようなブランドなのだと思う。
果たしてこのような、ある意味中途半端な「ギャッツビー」というブランド戦略は
果たして成功していると言えるのかが疑問だ。
「3Mってどんな会社?」って言われると誰も正しく説明できる人はいないが、
「ポストイットって何?」って言われると正しく説明できる。
しかし、「ギャッツビー」は会社でもないし、製品でもない、よく分からないブランドだ。
そう考えると、おもしろいな〜なんて。
これをブランドのメガ化というのかな?
ちなみに、明確な裏付けはないけれど、男性用化粧品メーカーなら世界一らしい。
365日のオンリーワン・マーケティング―マンダムの革新的DNA経営
- 作者: 平林千春
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
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