アフリカの人々に携帯電話は必要か?
松本英揮 さんの講演に行ってきた。
12歳の時から一人旅で全国を歩き、20歳のときから海外100カ国を旅した。10年前まで建設会社経営していたが、その生き方は本当ではないと感じ、大阪・愛隣地区の窓のないドヤ暮らしの日雇い人夫になり、神戸の地震復興工事現場などではたらく。98年欧州環境先進国を放浪。
今はスライド映写機を担ぎ、夢を失っていく日本の子どもたちや、世界の子どもたちに生きる希望を与えようと世界中をチャリで走り講演して廻っている。
という、かなりエネルギッシュで変なおっさんだった。
懇親会では、アフガニスタンから入って、アフリカを一周した女の子や、脱サラしてアフリカに行った人等々、おもしろい人と話ができて非常に有意義だった。
誘ってくれてありがと〜!!ししょー!!
いま、僕は途上国での携帯電話の普及に興味があるが、途上国の人々に携帯電話が必要かどうかを松本さんらと議論した。
議論の中では、そもそも経済発展することが必要なのか?経済や企業が成長することが本当に必要なのか?という見方が新しかった。
けど、現地の人のニーズや、どんな効用に対してお金を払っているのかは、現地に行かないと分からない。
でも、ただITによって情報の非対称性が解消され、弱者に力が与えられることは良いことだと思う。
僕は、貧しい人たちも携帯電話で基本的欲求を満たしたいはずだし、ITは生産性を高める手段となりうると思う。
今の大学生なら誰も、明日の授業が休講かどうかを大学まで歩いて行って確かめようとは思わない。
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