世界は動いている
アメリカに海外研修に行って思ったこと...
世界は動いている!!
そう思った出来事は2つ.
1つは,アップルの本社に入って思った.
偶然サンタクララの駅で知り合ったアメリカ人の友達にアップルのエンジニアがいて,
会って2日しか立ってないのに,中に入れてもらえて,林檎好きの俺としては超興奮した!!
その時,アップルのエンジニアが
「あの棟はipod,あの棟はソフトウェア,あの棟はiphone,そんであの棟の4階にジョブスがいるよ.」
と聞いて,
こんな大学みたいな穏やかなで,ゆったりとしたところであんなしびれるプロダクトが出来てるのか!!
こいつらが世界の携帯業界を激震させているのか....!?
と,ショックを受けた.東京みたいなごみごみしているところと全く正反対な環境だったことにもショック.
シリコンバレーは本当にゆったりしているように見えた.
2つ目は原丈人さんに会って思った.
原さんはシリコンバレーで成功しているVCだが,むちゃくちゃインパクトのある人だった.
僕ら 「起業家の失敗に対して,投資家はどのように評価するのですか?」
原さん 「失敗なんか関係ない!!自分がやりたいかどうかだ!!」
僕ら 「え...投資する際,起業家の経歴も見ますよね?」
原さん 「経歴なんか関係ない!! 自分だ!!」
「起業家に必要なのは,ビジョンと道具(技術).それだけだ!!」
結論:失敗は関係ない.自分.
原さんはシリコンバレーで成功しているVCの1人.PC,IT産業を作り上げた1人と言っても過言ではない.
そんな人の言葉は一言が重くて説得力がある.
- 作者: 原丈人
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2007/06/21
- メディア: 単行本
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この本に,原さんの経歴,現在のVC,IT産業に対する批判,そしてポストIT産業,これからの日本に対する提言
など,様々なことが書いてある.リーマンブラザーズの倒産もこの本を読めば,理解できる.
結局,シリコンバレーなど,一時の流行であると思った.
原さん曰く,もうPC,ITは成熟しているから,次の産業を作っていくのがVCの役目であるらしい.
格好良すぎる.しびれます.
僕らがこれからしなければならないことは,アメリカの真似ではなく,
ビジョンと道具を身に付け,事業を起こし,新しい産業を作っていくことだ.
そのための正解は無いし,動いて世界を知って,人に会って,自分で考えて,行動して
正解を作り出すことが正解.
こうして,のんびりしている間にも,世界は動いている.